8–5 記事タイトル
EPUB、Kindle、Webページの作成(EPUB等)では一つ一つの記事がXHTMLファイルとなります。PDF生成ではすべての記事を一つに結合します。
このとき記事タイトルは次のように扱います。
- EPUB等では各記事(XHTMLファイル)先頭の見出し(body直下のh1要素)の内容として出力します。但し、h1要素に記述できる内容かどうかはチェックしていません。PDF生成では本文の見出しと同等の扱いとなります。
- EPUB等では各記事(XHTMLファイル)のタイトル(title)の内容にもコピーします。
記事タイトルの用途
記事タイトルについて
タイトルを本文に出力する
タイトルを目次に出力する
記事のタイトルは、次の用途に使用されます。
- ID参照用のID文字列
他の記事で8–35 記事内の特定位置を参照する(ID参照)のマークアップをすると、記事タイトル位置へのリンクを設定できます。このとき記事タイトルがID文字列として使用されます。記事タイトルを変更したら、ID参照のマークアップも修正する必要がありますので注意してください。
- 本文中の見出しとして表示
PDFでもEPUBでも、記事タイトルは見出しとして本文中に表示されます。本文に記事タイトルを表示しないときは記事編集画面の下にある「タイトルを本文に出力する」のチェックを外してください。
- 目次に表示
PDF では、目次を生成する見出しレベルを指定できます、PDF生成設定で指定した見出しレベルであれば、記事タイトルが目次に表示されます。デフォルト値では章(見出しレベル1)と節(見出しレベル2)の記事タイトルが目次に出力されます。
EPUBやKindleでは、記事タイトルはすべて目次に出力されます。表示させたくないときは、記事編集画面下の「タイトルを目次に出力する」のチェックを外してください。

図8・3 記事タイトルを本文・目次に出すかどうか設定
記事タイトルの中の#
記事タイトルの中では'#'をそのまま使うことができます。
注 意
但し、#を使った場合、記事への参照がエラーになります。ID参照を使うときは、#を全角文字に変更してください。