8–3 見出し

見出し(CAS記法)

行頭に'='がある文章は見出しになります(前に空行が必要)。

(1) CAS記法

= ランク1(最大) 
== ランク2 
=== ランク3 
==== ランク4 
===== ランク5 
====== ランク6 
=== これもランク3 #1 =
=== これもランク3 #2 ==
=== これもランク3 #3 ===

(2) 表示例

ランク1(最大)

ランク2

ランク3

ランク4

ランク5
ランク6

これもランク3

これもランク3

これもランク3

上述例の見出しランクは、HTMLのh1~h6タグに相当します。

見出しテキストには、漢字などにルビをつけたり、(縦書時)縦中横の設定などマークアップができます。マークアップの方法は次の項を参照してください。

出版物全体での見出しのレベル

EPUB生成、PDF生成の設定メニューには見出しのレベルの指定があります。生成メニューでは出版物全体の見出しレベルで指定します。

記事本文の見出しのランクと出版物の中における見出しのレベルの対応関係は次のようになります。

  1. 最上位の記事タイトルがレベル1。最上位の記事の種類は「章」なので「章」のタイトルがレベル1となります。
  2. レベル1の記事本文中で'='から始まる見出し(ランク1の見出し)は出版物の中ではレベル2。章の本文のランク1の見出しは、出版物全体ではレベル2の見出し(節見出し)となります。
  3. 記事自体を階層化したとき、たとえば、章の下位に「節」に相当する記事を置いたとき、その記事のタイトルはレベル2(節見出し)となります。レベル2の記事本文中で'='から始まるランク1の見出しは出版物の中ではレベル3(項見出し)として扱います。

見出しへのID付与

IDの重複

IDは記事内で重複できません。記事内に同じ見出しがあるときは、見出しの末尾に'#'+'識別文字'を付けて区別してください。識別文字には半角のアルファベットと数字を使えます。

見出しテキストの中の#

見出しテキストの中の'#'は、重複するIDを区別するため特殊な役割があります。'#'を文字として使うときは'~#'のようにエスケープする必要があります。

但し、見出しの中の'~#'のエスケープが有効にならないことがあります。その場合、見出しの中の#(U+0023)は全角文字の'#'に置き換えてみてください。