3–30 HTMLヘルプの生成設定
HTMLヘルプの生成で、 Microsoft HTML Help Workshop でコンパイルできるソース一式が生成できます。生成された ZIP ファイルを解凍して、中に含まれる拡張子が .hhp のファイルを Microsoft HTML Help Workshop で開けば、そのままコンパイルできます。
- Microsoft HTML Help Workshop で使用できる文字コードは Shift-JIS のみです。HTMLヘルプの生成を前提に出版物を作製する場合は、Shift-JIS コードの範囲外の文字を使わないようにご注意ください。
- 状況依存のヘルプを作成するときは、アプリケーションのヘルプIDに対応付けられたファイル名(拡張子は不要)と同じ名前で、記事を作成しておく必要があります。
HTMLヘルプの設定画面は、「一般」「カバー画像」「タイトルページ」「奥付ページ」の4つがありますが、「一般」以外は、EPUBの設定と同じなので、そちらを参照してください。

図3・44 HTMLヘルプの生成設定
一般設定
- 発行所の選択
書誌情報に発行所が登録されていないときは「未入力」と表示されます。発行所が複数登録されているときは、どれを使うか選択できます。
選択した情報は、タイトルページ、奥付、EPUB3/EPUB2のメタ情報に使用されます。
- 発売元の選択
書誌情報に発売元が登録されていないときは「未入力」と表示されます。発売元が複数登録されているときは、どれを使うか選択できます。
選択した情報は、タイトルページ、奥付、EPUB3/EPUB2のメタ情報に使用されます。
- ISBNの選択
書誌情報に ISBN が登録されていないときは「未入力」と表示されます。ISBN が複数登録されているときは、どれを使うか選択できます。
選択した情報は、タイトルページ、奥付、EPUB3/EPUB2のメタ情報に使用されます。
- CSSのテーマ
デザインテーマを選択します。独自のCSSを使用したいときは「未定」を指定します。独自のスタイルシートは、スタイルシート画面で style.css と関連ファイルをアップロードしてください。
- タイトルページ
タイトルページを生成するか否かを選択します。タイトルページに独自の画像を使用するときは「生成しない」としてください。画像は「カバー画像」で指定します。
- 奥付
奥付を生成するか否かを選択します。
- 索引
索引を生成するか否かを選択します。
- 巻末注釈
巻末注釈を生成するか否かを選択します。
- 参考文献
参考文献を生成するか否かを選択します。参考文献画面に.bibファイルが登録されていなければ生成されません。また記事の種類が「参考文献表」の記事は、この設定にかかわらず表示されます。
- PDF用の画像サイズ指定
HTMLヘルプでも、PDF生成向けに属性で指定した画像サイズは有効ですが、指定を削除することもできます。