整形済みブロック
整形済みブロックではブロック範囲内のマークアップを解釈しないでテキストをそのまま表示します。整形済みブロックでは他の箇所ではエスケープ文字として使われるチルダについても解釈しません。但し、V4.0から整形済みブロックでマークアップを有効にする機能を追加しました。
(1) CAS記法
{{{
この部分は整形済みブロックなので//イタリックにならず
//**ボールドにもならない。**
}}}この部分は整形済みブロックの外なので//イタリックになり
//**ボールドにもなる。**
(2) 表示例
この部分は整形済みブロックなので//イタリックにならず //**ボールドにもならない。**この部分は整形済みブロックの外なのでイタリックになり ボールドにもなる。
整形済みブロック内でマークアップを使いたいときは、整形済みブロックの開始マークアップに :markup 属性を付けます。
整形済みブロック内で使用できるマークアップは、インライン要素のみです。
(1) CAS記法
{{{:markup
__ **入力 XML 文書( Hello.xml)** __
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<doc>
<head>
<title>//サンプル//</title>
</head>
<body>
<p>//Hello World!//</p>
<p>//はじめての//<b>//SimpleDoc//</b>//です。//</p>
</body>
</doc>
}}}
(2) 表示例
入力 XML 文書( Hello.xml)
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<doc>
<head>
<title>サンプル</title>
</head>
<body>
<p>Hello World!</p>
<p>はじめての<b>SimpleDoc</b>です。</p>
</body>
</doc>
この例では、1行目で、下線と強い強調のマークアップを指定し、以降で、xmlタグ以外にイタリックのマークアップを指定しています。
整形済みブロックは、EPUBリーダーによっては行途中で折り返しされないものがありますので、長い文字列には適当な改行を入れておかないと、全体を判読できなかったり、リーダーによっては表示が崩れることがあります。