CAS-UB V4.0 2016年10月20日 公開
CAS-UB V4.0 を、2016年10月20日(木) のメンテナンス完了をもって公開いたします。
CAS-UBは2015年9月17日にV3.0を公開した後、2016年5月19日まで、毎週の保守更新の際、比較的小さな機能の強化を行ってきました。
5月21日までの履歴
2016年5月21日までにクラウド・サービスにて利用可能とした機能については、Webページ:書籍編集・制作サービスCAS-UBのCAS-UB 最近の修正(V3.0)およびCAS-UB 修正履歴(2015年)にて更新情報を提供しています。
CAS-UB V4.0
CAS-UB V4.0では、次のような機能強化を行いました(詳細につきましては、CAS-UB サポート&ガイドにて、V4.0用の各種ガイドを公開しておりますのでご参照ください。)。
- 1.編集の操作性向
- ① 画面切替メニュー(編集画面などのトップに表示されるメニュー)の配置を再構成してシンプルな構成にします。→詳細
- ② 構成編集と内容編集の画面を一つに統合します。→詳細 ]]
- ③ 本文記事の種類を設定するとき、章・節・項などの階層は指定不要となります。階層は、構成編集で記事の階層を変更すると自動的に、設定されます。→詳細
- ④ 記事の種類「未定」が使われていない場合には、メニュー上に「未定」が非表示となります。
- ⑤ 検索でヒットした項目から記事本文の該当位置へのジャンプができるようになります。
- ⑥ 内容表示(プレビュー)、EPUBのテーマの初期値を「未定」から「プレーン2」(横書き)、「ベーシック縦書き」(縦書き)に設定します。
- ⑦ 外部データ入力のPDFインポートを廃止します。
- 2.CAS記法の拡張
- ① 入力した内容を、EPUBやPDFに出力しない指定「<<ignore」を新設します。原稿の中にコメントを残すことができます。
- ② 段落が前の段落に続きであることを示す組み込みクラス(:inside-p)を新設し、段落の途中に、表や図、ブロック数式を含めるレイアウトを可能とします。
- ③ 囲み記事(コラム)の飾りなどのレイアウト自由度を高めるためにスタイルセットをコラムに適用できるようにします。
- ④ 整形済みブロックに:markup クラスが指定されているとき、その内容のインラインマークアップを解釈するように仕様変更します。これにより、プログラムのコード例などに修飾ができるようになります。
- 3.PDF生成機能の強化
- ① 作成するPDFのバージョンにPDF 1.3を追加します。
- ② PDFにするときのカラー空間変換機能を追加します。
- ③ PDFの本文ページに柱を付ける、付けないの設定をできるようします。
- ④ 整形済み(pre)の文字サイズと行ピッチを設定変更できるようにします。
- ⑤ EMBEDした表とCAS記法で記述した表で、行の高さとセル内のテキスト配置指定が一致していませんでしたが、一致させます。
- ⑥ ブロック引用のブロックマージンは2emでしたが、任意の値を指定できるようにします。
- 4.POD対応の仕様変更
POD設定のPDF形式の推奨値をPDF/X-1a:2001から、PDF 1.3:デバイスカラー:CMYKに変更します。
- 5.EPUB3用CSSテーマ
カスタマイズ用のCSSテーマを用意します。
タイトル・見出しのレイアウトを簡素にしていますが、そのままでも使用できますので、好み等に合うならそのままご利用ください。
横書用「ミニマム」、縦書用「ミニマム縦書」
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6.Web生成機能の更新
Webページの生成機能を強化します。
- 7.その他
- ① 細かいバグの修正を行っています。
- ② CAS-UB サポート&ガイドで公開する各種資料は、PDFとEPUB3を用意していましたが、EPUB3を廃止してWebマニュアルを公開します。