WordのDOCX形式文書の内容にアウトラインレベルが指定されていれば、WordのDOCX形式文書をCAS-UBに取り込む際に、指定したアウトラインレベルの位置で記事を分割できます。
Web生成では記事毎に別ページになり、EPUBリーダーでは記事を分割したところで改ページします。「外部データ入力」を実行する前に、WordでEPUBやWebページでの改ページ位置を考慮して適切なアウトラインレベルを設定しておけば、完成度の高いEPUBやWebページを生成できます。
注 意
アウトラインレベルは見出しの段落にのみ設定してください。
文字のない段落や、長い文章の段落にアウトラインレベルが設定されていると、空の見出しができたり、段落全体が見出しとなったりで、インポート後の修正に手間がかかります。
「アウトラインレベルでの分割」の選択肢は「1」「2」「3」「分割しない」の4つで、既定値は「1」です。
「アウトラインレベルでの分割」が「1」のとき、アウトラインレベル1を指定した段落でWordのDOCX形式文書を分割し、その段落を分割した記事のタイトルに設定します。そのとき、アウトラインレベル2を指定した段落は、記事本文中のランク1の見出し(行頭に'=')となります。
「アウトラインレベルでの分割」を「2」とすると、アウトラインレベル1とアウトラインレベル2で分割して、レベル1とレベル2を階層化します。レベル3以下はレベル2記事本文中の見出しとなります。
注 意
Wordのインポートでは、記事を分割するアウトラインレベルを1~3で指定できますが、分割数が多くなると非常に時間がかかったり、表示がタイムアウトになることがありますのでご注意ください。
「アウトラインレベルでの分割」に「分割しない」を指定したときは、WordのDOCX形式文書のタイトルが記事タイトルとなり、アウトラインレベルが設定されてる段落が記事本文中の見出しとなります。
WordのDOCX形式文書の内容にアウトラインレベルが指定されていないと、アウトラインレベルによる記事分割はできません。この場合、WordのDOCX形式文書のタイトルが記事タイトルとなり、記事本文中の見出しはマークアップできません。