本「CAS-UB Word インポートとWord変換の利用ガイド」は、Microsoft Word(以下、Word)で作成した文書ファイルをCAS-UBに取り込む操作について説明しています。
CAS-UBでWord文書を利用されるときは、次のことに注意してください。
(1) Wordは書面に印刷するための文書を編集するソフトです、そのため印刷する用紙を選択し、用紙の印刷領域の大きさを固定し、そうして決めた一定の寸法をもつページの上に文字を綺麗に配置できます。
(2) CAS-UBは、出版物の原稿をPDF(紙と同じ)やリフロー型EPUBとして作成します。リフロー型EPUBは機器によって多様な大きさをもつ画面上で読みやすいように、表示画面に合わせてテキストの折り返しが変わります。Webと同じような表示方式です。
(3) Word文書をCAS-UBに取り込むときは、ページを想定したレイアウトを再現するのではなく、リフロー型EPUBを簡単に作ることを重視します。このため、ページへの印刷を想定して、改行や空白によってレイアウトを調整したWord文書を取り込むとレイアウトが崩れてしまいます。
(4) CAS-UBで取り込んでうまくEPUBにするには、Word文書を編集するときに、見出しはアウトライン編集機能で作成し、箇条書きはリスト機能で作成するなど、構造を重視した文書を作るようにしてください。
CAS-UB全体の操作方法については「CAS-UB ユーザー・ガイド」(http://www.cas-ub.com/howto/support.htmlよりダウンロードしていただけます。)をご覧ください。