CAS-UBでは日本語の本文中に他の言語の文字を含む多言語混植ができます。例えば、日本語の出版物に、他の言語(フォント)を混在させるには①言語タグを使うか、②スタイルセットを使います。
出版物の言語を「日本語」に設定しているとき、本文テキストは日本語がデフォルトです。例えば、ある段落に中国語(簡体字)のテキストを指定するときは、①テキストの簡体字の部分に':lang=zh-CN'属性を付けます。
フォント設定でスクリプト別のデフォルトフォントを指定します。
上の例では、②PDF生成のPDFフォント設定で中国簡体字(Hans)に簡体字フォント名を選択します。これにより本文中で':lang=zh-CN'を指定した箇所が指定した簡体字フォントになります。
言語属性設定 | フォント設定 |
---|---|
:lang=ja | 日本文字 |
:lang=zh-CN | 中国簡体字 |
:lang=zh-TW | 中国繁体字 |
スタイルセットでもフォントを指定できます。ある範囲の文字列にデバナガリのフォントを指定するときは次のようにします。
指定したい範囲にスタイルセットを指定します。
デバナガリ文字にある横線は、シローレーカー([[[:styleset2 शिरोरेखा]]])と呼ばれる。 子音字r(U+0930)[[[:styleset2 {{र}}]]]の半子音字に子音が続く場合は、レーパ([[[:styleset2 रेफ]]])と呼ばれる変化を起こし、シローレーカー上に移動する。
上の例ではデバナガリ文字の部分に適切なフォントが指定されていません。次のようなスタイルセットファイル(styleset-pdf.css)を作り、スタイルシート画面でアップロードします。
.styleset3 { font-family:AA_NAGARI_SHREE_L3;font-size:1.5em;}
デバナガリフォント(AA_NAGARI_SHREE_L3.ttf)をフォント画面でアップロードします。
デバナガリ文字にある横線は、シローレーカー(शिरोरेखा)と呼ばれる。 子音字r(U+0930)रの半子音字に子音が続く場合は、レーパ(रेफ)と呼ばれる変化を起こし、シローレーカー上に移動する。